ラスト10㎞　この日も朝から激しい雨風で傘が壊れる人続出
張り切って6：30～朝食7：30スタートとした。

歓喜の丘まで登っていくが道は川のように増水し、坂は滝のように、

サンティアゴ大聖堂まであと5㎞

通常は歓喜の丘から大聖堂の屋根が見えて歓喜するということだけど霧の中。
見えた気になったりしたけど結局幻だった。

伊勢路後半で海岸で拾った白い石に「Yamakara」と書いて持ってきていたので
銅像の足元に置かせてもらった。次回行かれる方はぜひ探してきてほしい。

この辺りにひっそりととっても小さいので見つけられるか？

高速の上にかかる橋の上では強風にあおられ傘をさしている意味がないくらいで笑える。

サンティアゴの町に入るとあちこちから巡礼者があふれ出てきて活気がある。

サンティアゴの大聖堂下で、昔ながらの衣装をまとった男性がバグパイプを吹いていた。
サンティアゴに来る巡礼者を祝福するバグパイプだそう。

この門のところをくぐって

左に曲がったら

大聖堂が現れる。

フリータイム中にランチをしたりお買い物をしたり。ミサは大変人気で入口には大行列ができ参列することができなかった。
きっと大聖堂の中で今日巡礼を終えた人たちの名前が読み上げられ、その中に私たちのグループも呼ばれていたことだろう。

私たちが訪れた時は大聖堂内で「偉大な香炉」であるボタフメイロの儀式は行われておらず、
博物館内に展示してあり間近で見ることができました。他にもカテドラル栄光の門を見学（写真NG)

ちょうど大祭壇の裏手にある小さな階段を登ると、聖ヤコブの胸像が鎮座しています。
一人ずつ聖ヤコブの背中に抱きついてお祈りをします。

あっと言う間の6日間の巡礼。
実際はもっと長くいろいろな道がありますが最終的にどの道からも大聖堂に集まるためたくさんの人が訪れていました。

実際に訪れてごらんいただくと感動されると思いますよ？

一旦宿に戻り街中にあるレストランで完歩の打ち上げです。

今回のフランスの道114㎞を歩ききると完歩証明書をいただけます。
1枚3€で距離証明もいただけ、証明書を入れる筒は2€（2024.5月現在）事務所内写真撮影NG。

完歩証明書と筒

距離証明書115㎞となってる

熊野古道と両方歩いたことを証明すると巡礼事務所で巡礼証明をいただくこともできます。
スペインでいただくためには熊野での巡礼手帳を忘れずにお持ちください。

共通巡礼者（DUAL PILGRIM）

日本では和歌山県の田辺市、本宮大社前の世界遺産センターで押してもらえます。

熊野三山へと続く熊野古道と、サンティアゴ・デ・コンポステーラへと続くサンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼道の
両方を達成した「共通巡礼者（DUAL PILGRIM）」の方には今年2024年はちょうど世界遺産登録20周年記念の為
共通巡礼達成の登録の際に証書を入れる「紙筒」をノベルティとしてプレゼントがあるようです。
スペインで共通巡礼者（DUAL PILGRIM）」をもらっていない方はぜひ2024年のうちに熊野を歩いてゲットしてみてはいかがでしょうか？（私はスペインで登録をしてきたのでNGだそうです…）

帰りも国内線を含め3本飛行機に乗りようやく成田へ到着。
サンティアゴ巡礼をされた方は熊野古道へ。
熊野を歩かれた方はサンティアゴへ、そして何度でも歩いてみてはいかがでしょうか？