【行ってきました】歩行技術スキルアップに最適!飯能アルプスのロングコースに挑戦

行ってきました!

2月17日(月)

まつだしなこ

【行ってきました】歩行技術スキルアップに最適!飯能アルプスのロングコースに挑戦

冬場トレーニングに最適!飯能アルプス

みなさんは、今年の夏にチャレンジしたい山はもう決まっていますか?
Yamakaraツアーでも、劔岳や北海道の縦走など夏のツアーが続々と発表されています。

夏山に備えて今のうちから体を整えておきたいですね。

持久力と筋力はトレーニングを中断すると約2週間で低下し始め、3〜6ヶ月で元のレベルまで戻ってしまうと言われています。冬の間もなるべく間隔をあけずにトレーニングしておくことが、夏山をベストコンディションで楽しむコツです。

そこで今回ご紹介するのは、夏の縦走に向けて体力をつけておきたい人にぴったりな「飯能アルプスコース」。

夏山の縦走を目標にしているのであれば、7時間程度のコースを歩くことが理想とのこと。しかもただ歩くだけではなく、道のコンディションに合わせた歩き方をすることが疲労防止になります。

飯能アルプスは行動時間7時間。急登、ザレ場、トラバースと登山道も歩行技術が必要な箇所が多く、まさに登山スキルの向上を目指している方に最適といえるコースです!

今回ご紹介するツアーはこちら>>
https://www.yamakara.com/course/454/detail

飯能アルプスってどんな山?

起伏に富んだロングコース

飯能アルプスとは、埼玉県・飯能の天覧山(標高197m)から多峯主山(271m)、天覚山(標高446m)、伊豆ヶ岳(標高851m)まで奥武蔵の山々をつなぐ縦走路のことです。標高はいずれも200〜500m程度と低いですが、全て歩くと25kmにもなるロングコース。

Yamakaraでは飯能アルプスのうち、西武池袋線・東吾野駅から天覚山に登り、多峯主山を経由、天覧山から飯能駅に向かって下山する約11km、7時間のコースを歩きます。

おすすめポイント4つ

飯能アルプスの魅力はたくさんありますが、その中でもイチオシのポイントはこちら。

①駅から徒歩10分で登山口に到着!バス乗車不要でアクセス楽々。
②歩きごたえのあるロングコースで持久力トレーニングに効果的。
③バリエーションに富んだ登山道は歩行技術の向上につながる。
④低山ながら景色も最高!

ただし、注意点も。特に平日は登山者が少なく、標識に気がつきにくい箇所もあります。

ガイドのアドバイスを受けながら歩行技術のスキルアップ!

2月上旬の冷え込みが厳しい時期でしたが、今回のツアーには14名様にご参加いただきました。初参加の方もお二人いらしゃいました。

本日のガイドは、お話がとっても面白い楠元ガイドです。楠元ガイドは100マイル(約171km)を走る超・長距離レースを走るトレイルランナー!ウルトラ過酷なレースを完走するために、楠元ガイドは体の使い方はもちろん、行動中に必要な栄養のこと、日々の食生活のこと、トレーニングのことなど、さまざまなことを勉強されています。

そんな楠元ガイドのアドバイスを受けながら、トレッキング開始です!

東吾野駅からおよそ1時間で到着する最初のピークである天覚山までは、歩きやすい穏やかな登山道が続きます。冷え切った体を温めながら、登山者が少ない静かな山歩きが楽しめました。

ところが山頂からの下りからぐっと難易度が上がります。足が滑って転びやすいザレた急な下り坂。苦手な方も多いですよね。
歩行にテクニックが必要な道は、楠元ガイドが歩き方のコツを皆さんにアドバイス。

足の置き方や体重のかけ方、歩幅について丁寧に教えてくれます。
お客様も「なるほど!」と大きく頷きながら早速実践していました。

歩きやすい平坦な道では、今年の夏にいきたい山の話で盛り上がります。初対面でも、山の話題となるとあっという間に打ち解けてしまいますね。

小さなアップダウンが続くことも飯能アルプスの特徴。15分登れば、15分下るといったイメージなので、長いコースでも飽きることなく歩き続けることができます。

いよいよ終盤。皆さん、だいぶ脚が疲れてきた様子で「今日はいいトレーニングになったよね」と感想を言いあっていたところに、楠元ガイドから目が覚める一言が。
「ここから先は、コースタイムの70%で歩きます。体に負荷をかけますよ!」

「え!こんな疲れた終盤にペースアップ!?」
と、皆さんは目を丸くしていました。楠元ガイド曰く、体がしっかりあたたまってから有酸素運動と無酸素運動のぎりぎりの境界線で運動することが最も持久力強化に効果的とのこと。

息がきれ、会話もなくなり、黙々と頂上を目指すラストスパート!
誰ひとり遅れることなく、しっかり楠元ガイドについていきます。

そしてたどり着いた多峯主山からは飯能の街並みが一望できました。

低山ながらも、冬山は空気が澄んでいるので遠くまで景色が明瞭に見えて爽快感があります。

天覧山の山頂には寄らずに、下山。とてもよいペースで歩ききりました!一人で黙々と歩くと辛いかもしれませんが、歩き方を練習したり、おしゃべりしながら歩けば長いコースもあっという間です。

登山口を出ると20分ほどで飯能駅に到着。
「脚が疲れた〜」と言いつつも、皆さん達成感に満ちたいい笑顔でした!

夏にチャレンジしたい山がある方、最近体が鈍ってきていると感じている方、ぜひ飯能アルプスで一緒にトレーニングしてみませんか?

Yamakara 冬山トレーニングとしておすすめのツアー

冬場トレーニング道志・今倉山〜二十六夜山縦走
https://www.yamakara.com/course/1160/detail

冬場トレーニング 奥武蔵縦走
https://www.yamakara.com/course/677/detail

夏前の体力測定 狩場坂山から正丸峠縦走
https://www.yamakara.com/course/1175/detail

冬場のトレーニング 奥武蔵・武川岳〜横瀬二子山縦走
https://www.yamakara.com/course/1158/detail
(文:添乗員/ライター まつだしなこ)

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