北アルプスの登山ツアーに参加するなら、稜線歩きを楽しもう!
北アルプスの登山ツアーに参加するなら、稜線歩きを楽しもう!
登山ツアーといえば、山頂に登ることを想像しますよね。
もちろん、ほとんどのツアーで山頂を目指します。登頂した達成感の中、360度の景色を眺めて、というのは、もちろん登山の楽しみの大きなウェイトを占めます。
ただ、私は登頂だけじゃなく、「稜線歩き」も楽しんでもらいたいと思っています。
ピークとピークを結ぶ登山道をゆっくりと歩くのを楽しむのは、あまり海外ではない文化です。キリマンジャロやキナバルでは単発でピークを目指しますし、ネパールなどのトレッキングではピークを見にいくのがメインになります。登頂して、次の頂上までの稜線を楽しむ、というのは世界中であまり多くある楽しみ方ではありません。頂上が密集していて、登山道が整備されている日本ならではの楽しみ方とも言えるかもしれません。
「稜線歩き」を楽しむなら、断然北アルプスの登山ツアーがおすすめ
「稜線歩き」を楽しむ登山ツアーなら、断然北アルプスの登山ツアーがおすすめです。
日本アルプス、と呼ばれる3大山脈には、北岳・甲斐駒から聖岳・光岳につながる赤石山脈(南アルプス)、木曽駒、宝剣などを擁する木曽山脈(中央アルプス)、そして、白馬、立山から槍・穂高につながる飛騨山脈(北アルプス)があります。
それぞれのアルプスには特徴があります。
南アルプスは、とにかく一つ一つの山が大きいこと。そして、山自体が深い(町から離れている)こと。
一つ一つの山が大きいため、山頂同士を繋いでひとつの山行で複数の山頂に登ることはありますが、アップダウンが大きく、稜線歩き、というよりは登山、下山を繰り返すような登山になります。広大な山々を楽しめるのが南アルプスの特徴です。
中央アルプスは、コンパクトにまとまっていること。そして、メインの木曽駒にはロープウェイで上がれて、そこを起点に登山を組み立てられること。
木曽駒から宝剣、空木への稜線は岩場もあり、長さもあり、素晴らしい稜線です。そして、木曽駒まではロープウェイで上がれますので、稜線部分だけを労力的にお得に楽しめます。
そして、北アルプスはとにかく稜線が長いこと。
山域として、上高地から白馬、立山までに伸びる北アルプスはとにかく稜線が長い。そして、アップダウンが比較的少なく、ピークからピークまでの気持ちの良い登山が楽しめます。標高も、南アルプスだと3000mを越えたりしますが、その200m-300m低い稜線なので、高山症状にかかるリスクも少なくなります。
北アルプスの全体像を把握しておこう
北アルプスの全体像を説明するときに、私は、「Yの字の右肩を伸ばしたもの」とざっくり説明しています。
次の図を見てみてください。
北アルプスの大雑把な概念図です
南部は入り組んでいるので結構省略していますが、大雑把にいうと槍穂高の稜線から三俣蓮華を起点に東西に2本の稜線が北上しています。
西側は、立山・劔エリアにつながり、東側は白馬岳につながっています。
そのY時の真ん中が奥黒部エリアで、最後の秘境と呼ばれる雲の平はここにあります。
そして、その北側が黒部ダム。
もちろん、この図は概念的にかなり簡略化したものなので、地図をしっかりみていけばもっと色々行きたいところが思い浮かぶでしょう。ですが、最初はこういう簡単な概念図でエリアごとの特徴を把握してもらえると良いかと思います。
それぞれのエリアのおすすめ稜線歩きツアー : 立山エリア
このエリアの特徴は、室堂(2450m)まで、動力で上がれること、です。
そのため、登りが苦手な人でも、立山三山、大日称名滝縦走などが楽しめます。
長い稜線がお好みの方は、太郎平から薬師を越えて、スゴ乗越、五色ヶ原をこえた縦走もありますよ!
それぞれのエリアのおすすめ稜線歩きツアー : 後ろ立山エリア
後ろ立山、通称「ゴタテ」。このエリアの稜線の代表格は、なんと言っても五龍唐松の稜線。毎年多くの方々にご参加いただいている大人気ツアーです。
白馬から北に伸びる稜線を歩く、朝日、雪倉も、朝日小屋のご飯が美味しくて大好評です。
それぞれのエリアのおすすめ稜線歩きツアー : 奥黒部エリア
稜線歩きとはちょっと違いますが、雲の平は一周稜線に囲まれて幸せなエリアです。
雲の平に行ったら、立山から槍ヶ岳までずーーっと長い稜線が見えるので、あそこも歩きたい、ここも歩きたい、と想像がかき立てられます。
それぞれのエリアのおすすめ稜線歩きツアー : 槍ヶ岳・穂高エリア
槍・穂高のエリアは一つ一つの山が大きく険しいため、稜線歩きが難易度の高いエリアです。槍と穂高を繋ぐのが大キレット、奥穂高と西穂高の間がジャンダルム。
その中でも奥穂高と前穂高の間の吊り尾根はツアーが出ています。
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